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福島中央テレビニュース

2022.06.23(木) 18:32

福島復興への最難関 第一原発廃炉の状況は 1号機内部のガレキ撤去へ向け大型カバーを設置へ

福島復興への最難関 第一原発廃炉の状況は 1号機内部のガレキ撤去へ向け大型カバーを設置へ
福島復興への最も大きな壁、第一原発の廃炉の状況を取材した。

1号機は最上部の天井や壁が吹き飛び、骨組みが見えている。

この天井にはかつては燃料を運ぶクレーンが設置されていたが、爆発の際に落下して大型のガレキとなってしまった。

実はこのガレキの下には使用済み燃料プールがあり、今も400体ほどの燃料が取り残されている。

まずはこのガレキ撤去に向け、再びある設備の設置が進められていた。

2011年3月の原発事故で、最も早くメルトダウンを起こし、水素爆発を起こした1号機。

放射性物質の飛散を防ぐため、一度、大型のカバーが取り付けられたが、2016年に散乱したガレキを取り除くためカバーは取り外された。

小さなガレキは撤去されたが、大型のガレキが今も残っていて、しかも、そのガレキは392体の核燃料がある燃料プールを覆ってしまっている。

むき出しになった上部を見ると、大きなガレキがあり、本格的なガレキの撤去に向けて、これから再び建屋カバーが取り付けられる。

設置し直す新しいカバーは以前の建屋カバーよりも太い鉄骨を大量に使用していて、頑丈なつくりになっている。

1号機から離れた、放射線量が低いエリアで、仮組みをし、位置や高さなどを十分に確認したあとで、現場へ、専用の車両で運搬して、組み立てていく。

なぜより大がかりなカバーをもう一度設置するのか。

経済産業省資源エネルギー庁の木野正登参事官は、「カバーの中にクレーンを設置したり、いろいろな大型の機械を設置するので、耐久性を持たせる必要があるし、1号機の原子炉建屋をすっぽり覆うようなかたちで、やはりどうしても大きくなる」と話す。

建屋カバーの再設置は来年度中に完了予定で、その後、本格的なガレキ撤去が進められ、使用済み燃料プールからの燃料取り出し開始は2027年度が目標だ。
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