2023.09.20
One of the SDGs
『ゴジてれChu!』第1・第3水曜日は、新潟と共通のテーマで話題をお届けする「ばんえつ横断お国自慢」のコーナーがあります。今回はほかのアナウンサーが多忙で“代打オレ”を発動、三春町(みはるまち)でのSDGsな取り組みに、ちょこっとお手伝いがてら参加できる話題をリポートして参りました。
そのSDGsな取り組みの参加方法とは、ヤギやポニーの“除草作業”を見守るボランティア活動、その名も「動物見守り隊」です。
そのSDGsな取り組みの参加方法とは、ヤギやポニーの“除草作業”を見守るボランティア活動、その名も「動物見守り隊」です。
春は桜が綺麗な、三春ダム。 |
そのダムの周囲で、動物によるSDGsが…。 |
実はこちらのヤギやポニーは、“除草”の為に隣町の牧場から借りてきた動物達です。彼らの業務は一日8時間、草の食べ放題を通してダム周辺の雑草を除草するのが職務…いやいや“食務”です。
その“食務”を1時間見守るボランティア活動に参加する人を募集しているのです。と言っても難しいものではなく、例えばロープが絡まったら解いてあげるとか、時折水を飲ませてあげるとか、一般の人が近づいたら「後ろに回らないよう(蹴られる可能性があるので)」、また「餌をやらないよう」お知らせするとか…。
その“食務”を1時間見守るボランティア活動に参加する人を募集しているのです。と言っても難しいものではなく、例えばロープが絡まったら解いてあげるとか、時折水を飲ませてあげるとか、一般の人が近づいたら「後ろに回らないよう(蹴られる可能性があるので)」、また「餌をやらないよう」お知らせするとか…。
彼らの”食務”を見守るのが、ボランティア活動。 |
”食務”の邪魔をしないように、最低限度のお手伝いをすれば良い。 |
でもそもそもなぜ動物の“食務”を始めたのか三春ダムを管理する国土交通省の方に伺うと、
「動物によるエコ除草が全国的に脚光を浴びていたので、始めてみた。」
と言うのです。具体的な成果は、
・人件費(除草にかかる費用)7割削減
・斜面など、人間が除草するのが難しい所も難なくこなす
・機械を使わない分、燃料で出るCO2と騒音の削減
特に費用に関しては、
「人間の場合、雑草は集めて処分する分場所も費用も必要です。でも動物ならその場で食べてお腹で処分するので、場所や手間が省けるのです。」
「動物によるエコ除草が全国的に脚光を浴びていたので、始めてみた。」
と言うのです。具体的な成果は、
・人件費(除草にかかる費用)7割削減
・斜面など、人間が除草するのが難しい所も難なくこなす
・機械を使わない分、燃料で出るCO2と騒音の削減
特に費用に関しては、
「人間の場合、雑草は集めて処分する分場所も費用も必要です。でも動物ならその場で食べてお腹で処分するので、場所や手間が省けるのです。」
斜面の上り下り・踏ん張りも得意なヤギ。 |
機械では難しい狭い・丈が低い草も”除草”する。 |
しかも動物の“食務”には別の効果が! 動物の“食務”の様子を見ようと、訪れる人が増えたというのです。
「動物の食べる姿などを見て、セラピー効果を感じる人もいるようなんです。」
「動物の食べる姿などを見て、セラピー効果を感じる人もいるようなんです。」
木の葉は除草しなくても良いのではないか? 自由だねぇ…。 |
食べ放題に昼寝付きの”食務”。 |
実際に三春ダムを管理する方も、時にはヤギやポニーを見てぼーっとする事もあるのだとか。癒しの効果があるようです。ならばその癒しの効果を一般の方にも体感してもらおうと、ボランティア、“動物見守り隊”を募集する事にしたのです。
募集は1時間単位で、定員は2人。無事1時間勤め上げると、町内の施設で使える100円割引券がもらえます。
募集は1時間単位で、定員は2人。無事1時間勤め上げると、町内の施設で使える100円割引券がもらえます。
無心に食べる姿は、なぜか癒される。 |
”食務”の幟が立つ事も。 |
例えば割引券が使える「三春の里田園生活館」は新鮮な農産物や宿泊施設があり、泊っても日帰りでも利用できます。
こちらは割引券が使える「三春の里田園生活館」。 |
野菜を買う時にも使える。 |
この動物除草隊は9月末まで(勤務時間9時~16時まで)で、動物見守り隊の受付は10時~15時に敷地内の「喫茶フォーレ」で受け付けています。詳しくは平日が三春ダム管理所、土日祝日は三春ダム資料館の中にある「喫茶フォーレ」に問い合わせてみてください。
私もボランティアを体験しましたが、“食務”自体は促さなくてもやってくれるので、ほぼ見守るだけ。しかも平日だったので一般の方で近づこうとする方も殆どおらず、すっかり楽しちゃいました。
皆さんも三春町方面にお出かけの際は、ちょっと癒されにボランティアしてみるのも良いかも知れません。
私もボランティアを体験しましたが、“食務”自体は促さなくてもやってくれるので、ほぼ見守るだけ。しかも平日だったので一般の方で近づこうとする方も殆どおらず、すっかり楽しちゃいました。
皆さんも三春町方面にお出かけの際は、ちょっと癒されにボランティアしてみるのも良いかも知れません。
宿泊施設を利用する際にも使える。 |
ダムの施設内の喫茶店で、申し込もう。 |
因みにこの“食務”用に動物を貸し出したのが、お隣の田村市にある「アニマルフォレスト移(うつし)の森」。実はキャンプもできるスペースがあり、
”食務”に勤しむ動物の故郷、「アニマルフォレスト移の森」。 |
”食務”に余念がない羊。 |
しかもライブの出来るステージもあるなど、色々な楽しみ方が出来そうです。ここでも一部の羊が“食務”に勤しんでいました。詳しくは「アニマルフォレスト うつしの森」で検索してみてください。
低い・狭いところの”除草”もへっちゃら。 |
ステージも楽しめるキャンプ場でもある。 |
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