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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Soma City 2-1
 『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は相馬市にお邪魔しました。今回が2巡目です。

1巡目(2022年1月)のエピソードは、こちらをクリック。
 相馬市と言えば、景勝地でもある松川浦です。東日本大震災の前は潮干狩りも楽しめた所で、青さ海苔の養殖も盛んです。すると道路沿いで何やら準備をしている方々を見かけます。
「きょうの“浜焼き”の準備をしているんです。」
道路沿いの敷地で何かの準備中?
道路沿いの敷地で何かの準備中?
浜焼きの準備中との事。
浜焼きの準備中との事。
 浜焼きとは震災前にこの地域の様々な旅館で行われていた、串刺しの炭火焼きの事。震災後一旦は途絶えていましたが、それを去年復活させた一人です。
浜焼きとは、松川浦の旅館が魚介の串焼き(炭火焼き)を提供する事。
浜焼きとは、松川浦の旅館が魚介の串焼き(炭火焼き)を提供する事。
一本の串で大きい魚も豪快に。
一本の串で大きい魚も豪快に。
「以前は旅館の前に席を設けてやっていたんですが、旅館の取り壊しに入ったので、きょう初めてここに食事席を設けるんです。」
 ここ相馬市など県の北部は去年・一昨年の地震で、東日本大震災でさえ耐えた建物にも大きな被害が出ました。
本来ならショベルカーのある辺りで、席を設けていたそう。
本来ならショベルカーのある辺りで、席を設けていたそう。
きょうから旅館は取り壊し。旅館のそばに席は設けられない。
きょうから旅館は取り壊し。旅館のそばに席は設けられない。
「地震で閉めていたサッシの鍵が壊れた位。ひどいところは窓ごと落っこちましたから。」
 このままだといずれまた地震が来た時に旅館が傷んで営業に支障が出る、だったら別の所に旅館を建て替えて再出発をしようと、既に近くに土地を取得し、いまの旅館を取り壊す事にしました。浜焼きの営業は土日祝日だけですが、
そこで道路の反対側にテラス席を設けてみたという。
そこで道路の反対側にテラス席を設けてみたという。
木のパネルが入った窓は、地震でそのまま落下したそう。
木のパネルが入った窓は、地震でそのまま落下したそう。
「でも収入0という訳にもいかないので、出来る事をしないとね。」
 そして食事席は道路を挟んで反対側の、松川浦の目の前です。
「目の前の景色が最高なんですよ。松川浦を見ながら食べるのも良いですよ。」
旅館は休業しても「やれる事をやる!」前向きのご主人。
旅館は休業しても「やれる事をやる!」前向きのご主人。
テラス席は、松川浦に近くなった。
テラス席は、松川浦に近くなった。
 あの緑のものは海苔ですか?
「網じゃないですよ(笑)。いま引き潮なので、海苔が海上に見えるんです。海苔が生長しているのが分かりますよね。早いものだと来月から獲り始めますから。」
テーブルは網などを巻くものか? 
テーブルは網などを巻くものか? 
目の前には松川浦と、海苔の養殖棚。
目の前には松川浦と、海苔の養殖棚。
 我々が訪れたのは午前9時過ぎ。干潮は8時10分(77㎝)、満潮は午後2時(135㎝)ですから、時間によっては潮に隠れているかも知れませんね。
この時間帯は引き潮で、生育した海苔が海上に現れる。
この時間帯は引き潮で、生育した海苔が海上に現れる。
こんなに浮いて見える時間帯があるのは知らなかった。
こんなに浮いて見える時間帯があるのは知らなかった。
 それにしても、上着の背中に書いてある「松川浦ガイドの会」って何ですか?
「今の子ども達って、自然の中で遊ぶ機会が少ないし、遊び方を知らないんですね。でも松川浦は自然豊かなので、自然の中で一緒に遊ぶ会を作ったんです。」
松川浦ガイドの会のメンバーでもある。
松川浦ガイドの会のメンバーでもある。
松川浦の自然を楽しむ機会を作る活動もしている。
松川浦の自然を楽しむ機会を作る活動もしている。
 こちらは笹竹で竿を作って、釣りをしてみた時のもの。こうした遊びを通して、松川浦の魅力発信にも尽力しています。
釣り竿作り&釣り体験もその一つ。
釣り竿作り&釣り体験もその一つ。
こういう竿って今はなかなか無い。
こういう竿って今はなかなか無い。
 浜焼きの開始は午前10時半との事。その日に揚がった魚介が焼かれますが、
「福島県沖で獲れる“常磐もの”をPRしていきたいですね。」
旅館の「いさみや」のローマ字がテーブルに。
旅館の「いさみや」のローマ字がテーブルに。
常磐ものの良さを、浜焼きで伝える。
常磐ものの良さを、浜焼きで伝える。
 親潮と黒潮が交わる事で、餌も魚種も豊富なのが福島県沖。そこで獲れるものを“常磐もの”と呼び、震災原発事故前は高値で取り引きされました。復興へ向けて、美味しいものを美味しく味わいたいですね。
福島県沖は親潮と黒潮がぶつかる漁場。だから魚が多い。
福島県沖は親潮と黒潮がぶつかる漁場。だから魚が多い。
常磐ものは、昔から高い評価を市場で得ている。
常磐ものは、昔から高い評価を市場で得ている。
 因みに相馬市お勧めの場所を尋ねたところ、
「そういえばこのあと“浜の駅松川浦” で、『どんこ』って魚がありますよね?そのどんこのつみれの入った『どんこ汁』の振る舞いを11時からやりますよ。」
浜焼きが始まるまで、別のお勧めを探す。
浜焼きが始まるまで、別のお勧めを探す。
どんこ汁の振る舞いがあるそう。
どんこ汁の振る舞いがあるそう。
 何と、それは面白そうです。では浜の駅経由で、浜焼きを食べにお邪魔したいと思います。(つづく)
早速スマホで検索。
早速スマホで検索。
間違いない! 良い情報有難う御座います。
間違いない! 良い情報有難う御座います。
 更に松川浦をぶらぶらしていると、釣りをしている少年達を発見。彼らが、小学生の素顔を出してくれました。
2巡目その2 「お互いを認め合う仲良し3人 & “ぶらカメ”の嬉しい再会も!」は、こちらをクリック。
松川浦で釣りをする少年達。
松川浦で釣りをする少年達。
素の表情が面白い少年達だった。
素の表情が面白い少年達だった。
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