2023.12.23
one of the books I recommend
年末年始のお休みに移動が長かったり、時間があったりする人もいるかと思います。そんな空き時間にぴったりでは?と個人的に思っている、(もう既にご存じの方もいるかと思いますが)飽くまで自分的に面白かった本を一冊紹介させて頂きます。
『世界でいちばん透きとおった物語』(作・杉井光 新潮文庫)
ミステリーや謎解き系は、昔『少年探偵団シリーズ』の明智小五郎や、角川映画で一気にブームとなった金田一耕助シリーズにはまったものの、年齢を重ねてからは読書好きのスタッフに勧められた本を数冊読む程度。
そんな中、久し振りに出会った。背筋がぶるっとした本が『世界でいちばん透きとおった物語』だ。
主人公の父親は、人気ミステリー作家。その父が亡くなる直前に『世界でいちばん透きとおった物語』を残したらしいと主人公は知る。母の仕事仲間とともに主人公はその遺稿を探し始めるのだが…。
読み始めたら止まらない。3~4時間で一気読みしてしまったのだが、謎が解けていく終盤に、読者は或る事に気付く。その瞬間が、背筋ぶるっとものなのだ。私もそれに気付いた瞬間、「え、まさか…。」「これが?」…これ以上は言えない。帯にも「ネタバレ厳禁!」とある通り、これはまっさらな何も知らない状態で読んで頂きたい。既に今年5月発行で、8月に11刷を重ねている。
既に読んだという方もいると思いますが、まだの方でちょっと時間があるという方に、お勧めです。
『世界でいちばん透きとおった物語』(作・杉井光 新潮文庫)
ミステリーや謎解き系は、昔『少年探偵団シリーズ』の明智小五郎や、角川映画で一気にブームとなった金田一耕助シリーズにはまったものの、年齢を重ねてからは読書好きのスタッフに勧められた本を数冊読む程度。
そんな中、久し振りに出会った。背筋がぶるっとした本が『世界でいちばん透きとおった物語』だ。
主人公の父親は、人気ミステリー作家。その父が亡くなる直前に『世界でいちばん透きとおった物語』を残したらしいと主人公は知る。母の仕事仲間とともに主人公はその遺稿を探し始めるのだが…。
読み始めたら止まらない。3~4時間で一気読みしてしまったのだが、謎が解けていく終盤に、読者は或る事に気付く。その瞬間が、背筋ぶるっとものなのだ。私もそれに気付いた瞬間、「え、まさか…。」「これが?」…これ以上は言えない。帯にも「ネタバレ厳禁!」とある通り、これはまっさらな何も知らない状態で読んで頂きたい。既に今年5月発行で、8月に11刷を重ねている。
既に読んだという方もいると思いますが、まだの方でちょっと時間があるという方に、お勧めです。
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