アナウンスルーム

アナウンサーブログ

徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Inawashiro Town 2-3
 「みなとやベーカリー」を併設する「LAKE SIDE HOTELみなとや」は明治10(1877)年創業で、現在の社長は4代目です。
「去年(2023年)の12月にパン店をオープンする時に『かめまる』パンを出したかったんですが、職人が納得のいくパンを作るまで待ってくれという事になって、先週の土曜日(1月27日)発売になったんです。」
みなとやベーカリーは、老舗旅館のみなとやに併設。
みなとやベーカリーは、老舗旅館のみなとやに併設。
本当はパン店オープンと同時にかめまるパンは発売される筈だったと語る社長さん。
本当はパン店オープンと同時にかめまるパンは発売される筈だったと語る社長さん。
 子どもが食べる事も想定し、少しクリームを甘めでしょ、とも語る社長は、職人に多くの部分を任せた一方、
「目は入れた方が良いといって、最後にチョコの目を入れてもらいました。可愛くなったでしょ?」
パン職人が納得するまで販売を待つ一方、目をつけるアイディアも出した。
パン職人が納得するまで販売を待つ一方、目をつけるアイディアも出した。
確かに、目もかわいい「かめまる」達。
確かに、目もかわいい「かめまる」達。
 そして「かめまる」に続く新たなパンの構想があるそうで、
「次は“はくちょう丸”の形をしたパンも考えているんです。」
 遊覧船に乗って、その帰りにその形をしたパンを買っていくのも良いですね。
今度は「はくちょうまる」が食べられる日も?
今度は「はくちょうまる」が食べられる日も?
珍しくパンに癒された。
珍しくパンに癒された。
 社長のインタビューを撮っている最中、ちょうど社長の後ろの壁の絵にも“かめ丸”と“はくちょう丸”が描かれているのに、ディレクターが気付きます。
「館内をアートで彩ろうという事になりまして、この壁以外も、旅館の階段や浴室も絵を描いてもらったんです。」
たまたま話を聞いたロビーの壁に、遊覧船の絵が描いてあった。
たまたま話を聞いたロビーの壁に、遊覧船の絵が描いてあった。
これは2021年に描いてもらったもの。
これは2021年に描いてもらったもの。
 こちらは2019年に岩切章悟氏が描いたもので、白鳥が旅立つ春からの四季を表現しています。
「しかもお客さんがいるので、寝静まった夜中に描いたんです。」
 階段の下など、自分より上の斜面に描くのはさぞご苦労があった事でしょう。
ロビーから階段室を仰ぎ見る。四季を表現しているそう。
ロビーから階段室を仰ぎ見る。四季を表現しているそう。
白鳥が羽ばたく様は、旅館や猪苗代町の躍動を鼓舞するかのようだ。
白鳥が羽ばたく様は、旅館や猪苗代町の躍動を鼓舞するかのようだ。
 続いて、浴室にも案内して頂きます。その廊下には、150年余の歴史にまつわる史料が飾られています。
 こちらは、現在の天鏡閣の迎賓館が出来て25周年の時の広告だそうで、記念で旅館を安くするなどしたようです。風光明媚の猪苗代湖畔/雄大絶景ノ磐梯山麓の長濱へ!!なんて、なかなかのキャッチコピーです。
「うちには残ってなくて、別の方が『こんなものが見つかったよ』って持ってきてくださったんです。」
昔の宿泊料サービスを知らせるちらし(光っていて、済みません)。
昔の宿泊料サービスを知らせるちらし(光っていて、済みません)。
キャッチコピーが粋だ。
キャッチコピーが粋だ。
「徳光さんは、画家の山下清の実物の写真を見た事がありますか? こちらです。」
 4代目(社長のご両親)も写っていて、その後ろはまだ瓦屋根の頃の旅館です。
「鉄道が出来る前までは水上交通が盛んだったんです。年貢米を運ぶなどしていて、旅館の前にもああいう桟橋があったんです。その関係者が旅館を利用していました。長浜に翁島(おきなじま)港という港があるので、そこからうちも『みなとや』としました。」
 更には野口英世博士が“撮影した”という写真も。
「翁島駅に戻ってきた野口博士を、大きな杉の木のゲートを建てて歓迎したんです。人の身長と比べても大きなゲートですよね。」
山下清画伯が、みなとや前で撮った写真などもある。
山下清画伯が、みなとや前で撮った写真などもある。
野口英世が撮ったという写真。大正4(1915)年に故郷に戻り、翌日みなとやで歓迎会をしたそう。
野口英世が撮ったという写真。大正4(1915)年に故郷に戻り、翌日みなとやで歓迎会をしたそう。
 そしてこちらが、壁に絵の描かれた浴室です。
「日本に3人しかいないという銭湯ペンキ絵師の田中みずきさんが描いて下さったものです。」
 冬から春へ、まだ雪をかぶった会津磐梯山が描かれています。
隣棟の浴室まで案内して下さる。
隣棟の浴室まで案内して下さる。
こちらが浴室。富士山ではなく磐梯山が描かれている。
こちらが浴室。富士山ではなく磐梯山が描かれている。
 洗い場には、猪苗代湖を望む親子の赤べこや、猪苗代湖を泳ぐ赤べこも。
洗い場には、猪苗代湖を泳ぐ赤べこが。
洗い場には、猪苗代湖を泳ぐ赤べこが。
屏風絵のように角をいかした立体感がある。
屏風絵のように角をいかした立体感がある。
 脱衣所には、ここ「みなとや」を訪れた野口英世博士や山下清画伯の姿も描かれています。まさに猪苗代町の良さと、みなとやの歴史が感じられる絵の数々です。
「ここにしかないものを提供していきたいと思います。ベーカリーも、“はくちょう丸”に限らず、今後は地元の小麦粉を使ったパンであるとか、猪苗代を感じられるものをやっていきたいですね。」
野口英世博士や山下清画伯が、時を超えて猪苗代町へ。
野口英世博士や山下清画伯が、時を超えて猪苗代町へ。
「ここにしかないものを提供したい」と想いを語る。
「ここにしかないものを提供したい」と想いを語る。
 「LAKE SIDE HOTELみなとや」はJR猪苗代駅からバスで約10分、国道49号沿いにあります。また看板にもあるようにテントサウナ等も楽しめるほか、宿泊しない人もレストランやベーカリーを利用する事が出来ます。(つづく)
国道49号沿いに建つ。
国道49号沿いに建つ。
パンやサウナなどのサービスが楽しめるのが、看板からも分かる。
パンやサウナなどのサービスが楽しめるのが、看板からも分かる。
 さて、今回スタジオMCは母心・関あつしさんという事で、その関さんにも楽しんでもらえる場所へ行ってみようと思います。

その4「動画制作はこのソフビから始まった イナワシロンと再会&最新ソフビ販売情報」は、こちらをクリック。
関さんは、懐かしがってくれるかな?
関さんは、懐かしがってくれるかな?
光沢があるが、これはもしかして…
光沢があるが、これはもしかして…
全文を読む
コメントを投稿してよろしいですか?
利用規約

中テレ会員サービス(以下「本サービス」)は、株式会社福島中央テレビ(以下「当社」)が提供する、ホームページ、各種ネットサービスを対象とします。
ユーザーは本規約の内容をよくご確認頂いた上で、本サービスをご利用ください。
当社は、ユーザーが本サービスをご利用されることにより本規約の内容を承諾したものとみなし、以後ユーザーと当社との間にて本規約が適用されるものとします。

1.    本サービスのご利用にあたって
本サービスへの登録は無料で行えますが、ユーザーの端末機からのアクセス、メッセージなどの受信に必要な通信費はユーザー自身の負担となる他、一部コンテンツは有料でご利用いただくものになります。ユーザーが本サービスの利用に際して行った一切の行為、その結果および当該行為によって被った損害について、当社は何等の責任も負わないものとします。

2.    個人情報の取り扱いについて
ユーザー情報は、当社からのサービス提供または利用者のサービス向上を図るための資料(個人が特定されない統計資料)等、当社の正当な業務遂行上必要な範囲に限定して利用し、その範囲を超えた個人情報の取扱い(目的外利用)を行いません。ユーザー情報自体の取り扱いについては、別途当社が定める「個人情報保護基本方針」に従い、適切に扱います。

3.アカウントの管理について
ユーザーは、本サービスのログインパスワード等の会員アカウント情報について、自己の責任において管理及び保管するものとし、第三者に開示あるいは貸与、譲渡、売買等をしてはならないものとします。アカウントの管理不十分または第三者の使用等によりユーザーに損害が生じた場合、その責任は故意・過失の有無にかかわらずユーザーが負うものとし、当社は一切その責任を負いません。

4.登録の変更・退会について
ユーザーは、登録情報に変更が生じた場合や、退会を希望する場合、当社が指定する所定の方法によって登録情報を変更または退会の手続きを行うことができます。

5.未成年による利用について
未成年者のユーザーは、本サービスの利用の一切につき、親権者等の法定代理人の同意のもと利用しなければなりません。未成年者のユーザーが、法定代理人の同意がないにもかかわらず同意があると偽り、または年齢について成年と偽って本サービスを使用した場合、その他行為能力者であることを信じさせるための詐術を用いた場合、本サービスに関する一切の法律行為を取り消すことはできません。本規約の同意時に未成年であったユーザーが成年に達した後に本サービスを利用した場合、当社は、当該ユーザーが本サービスに関する一切の法律行為を追認したものとみなします。

6.知的財産権について
本サービスに関する一切の特許権、実用新案権、意匠権、著作権、商標権等の知的財産権(それらの権利を取得し、またはそれらの権利につき登録等を出願する権利を含みます。以下「知的財産権」)は全て当社または当該権利を有する第三者に帰属します。ユーザーは、本サービスを利用するにあたって、一切の権利を取得することはないものとし、当社は、ユーザーに対し、本サービスに関する知的財産権について、本サービスを本規約に従ってユーザーの端末機においてのみ使用できる譲渡不能の権利として許諾するものです。したがって、ユーザーは個人で楽しむ目的(著作権法第30条第1項の範囲での私的使用)でのみ本サービスを利用できます。また、ユーザーは本サービスについて当社から提供された状態でのみ利用するものとし、本サービスに関する情報の全部または一部を、当社の了解を得ずに、複製、改変、貸与、配布等により転用してはなりません。

7.ユーザーによる情報の提供やアップロードについて
ユーザーは、本サービスの利用にあたってアップロードする文章、画像、動画、音声、音楽その他の情報(以下総称して「ユーザーコンテンツ」)について、その行為における適法な権利を有していること、及びユーザーコンテンツが第三者の知的財産権、所有権その他の権利を侵害していないことについて、当社に対し表明し、保証するものとします。ユーザーコンテンツに関する著作権は、当該投稿等を行ったユーザー自身に留保されるものとし、事前に著作権譲渡について当社がユーザーから許諾または同意を得たものを除き、当社は当該ユーザーコンテンツに関する著作権を取得することはありません。ただし、当社は、本サービスの提供、維持、改善またはプロモーション等に必要な範囲において、ユーザーコンテンツを複製、翻案、自動公衆送信などを、無償、無期限かつ地域非限定で行うことができるものとします。ユーザーは、当社及び当社から権利を承継または許諾された物に対し、著作者人格権を行使しないものとします。

8.禁止行為について
ユーザーは、本規約の他の条項に定めるものの他、本サービスの利用にあたって、以下の行為またはそのおそれのある行為を行ってはならないものとします。
(1)他のユーザー、当社または第三者に不利益または損害を与える行為
(2)公序良俗に反する行為
(3)法令に違反する行為
(4)当社の書面による事前の承認を得ずに、本サービスに関連して営利を追求する行為
(5)当社による本サービスの運営を妨害する行為
(6)本サービスの信用を失墜、毀損させる行為
(7)当社の承認した以外の方法で本サービスを利用する行為
(8)本サービスを譲渡、貸与、公衆送信、使用許諾する行為
(9)本サービスを複製、翻案、編集、改変する行為
(10)コンピュータウイルス等を本サービスで利用し使用をしたり、第三者に提供したりする行為、あるいはそのおそれのある行為
(11)その他、当社が不適切と判断する行為 

9.免責事項について
当社は、本サービスに関する情報およびデータの正常性、信頼性、正確性を保証するものではありません。本サービスにかかる情報によりユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、その損害についていかなる責任も負いません。また、当社は、本サービスの利用に起因するソフトウェア、ハードウェア上の事故、ユーザー間またはユーザーと第三者の間において生じたトラブル、その他の事故等による全ての損害についても、いかなる責任も負いません。

10.損害賠償について
本規約に違反して権利侵害等の問題が発生した場合、ユーザーは、自己の負担と責任においてかかる問題を解決するとともに、当社に何等の迷惑または損害を与えないものとし、仮に当社に損害を与えたときは、当社に対して当該損害の全てを賠償していただきます。

11.当社による本サービスの提供中止について
当社は、ユーザーが本規約に違反した場合、当該ユーザーに対してあらかじめ通知することなく、本サービスの全部または一部の内容の提供を中止することができるものとします。当該中止についてユーザーに損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

12.本サービスの変更・一時中断・廃止について
当社は、本サービスの内容を必要に応じて変更することがあります。また、メンテナンスや内容更新のため本サービスの提供を一時中断、あるいは本サービスの廃止を行う場合があります。当該変更または一時中断、廃止によってユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

13.本規約の改訂
当社は、随時本規約を改訂できるものとします。当社は本規約を改訂した場合、その都度、改定後の本規約を掲示することによってユーザーに告知するものとし、改定後の本規約は当該掲示の時点で効力を生じるものとします。

14.準拠法、協議、管轄
本規約の解釈および運用は日本法に準拠します。 本サービスに関連してユーザー、当社ないし第三者との間で疑義、問題が生じた場合、その都度誠意をもって協議し、解決を図るものとします。 協議によっても疑義、問題が解決しない場合、これらに関する紛争は当社の本社所在地を管轄する地方裁判所または簡易裁判所を第1審の専属的合意管轄裁判所とします。
 
附則
本規約は2022年9月30日から実施します。