動画では福島県内でSDGsに取り組む企業や団体を紹介しています。その動画を見ながら、福島県でどんな人がどんな思いや目的を持ってSDGsに取り組んでいるのかを学んでいきましょう!
(2022年3月5日放送分まで)
メタボ該当者の割合が全国4位と不名誉な記録を持つ福島県。その原因の1つが「塩分の摂りすぎ」と言われています。大手食品メーカーの「味の素」は、県民の健康づくりのために県と協力して減塩メニューを考案。そのメニューは学校給食で提供されています。「育ち盛りの子供たちは味覚も成長段階。だしなど様々な味覚を育てることが大切。」と話すのは、味の素の石﨑さん。福島の子どもたちの食生活をサポートする活動には、食品メーカーならではの“愛情”がありました。
ふくしま医療機器開発支援センターは、メスや人工呼吸器、X線撮影など、医療に欠かせない道具である「医療機器」の開発から事業化までを支援する国内で初めての施設です。2016年に震災後の産業復興を目指して設立され、機器開発だけでなく医療人材の育成も行われています。医療の未来をつくる取り組みを続けるふくしま医療機器開発支援センターが描く未来ストーリーとは?
経済成長とともに大量に廃棄されるようになった電子機器。実はこうした電子機器は「都市鉱山」と呼ばれていて、山で採掘するよりも何倍も効率よく再生可能な金属を抽出することができることから、その再利用が進んでいます。業界の中でも技術に高い評価を得ている郡山市の「アサカ理研」は、SDGsが叫ばれるずっと前から、地球環境のために事業を続けてきました。今の新たなチャレンジは、高い技術とコストが必要な「リチウムイオンバッテリー」の再生。“廃棄物”を“廃棄物”としない循環型の社会づくりに貢献する「アサカ理研」が描く未来ストーリーとは?
様々なイベントに出展し、福島県内だけでなく県外でも人気を集めている県産桃や酒粕のジェラート。実は鉄製部品の加工などを行う鉄工所「野田鉄工」が開発したんです。使っているのは、形や傷などが理由で売り物にならず、食べられるのに捨てられてしまう果物や野菜などの食材です。開発の原動力は、ずっと抱いていた「もったいない」という気持ち。 そのユニークな挑戦は食品ロスの削減という社会課題の解決につながっていました。
NEWS ZEROのキャスターも務めた村尾信尚(関西学院大学教授)が福島県の内堀知事を取材。福島県は県の政策にSDGsの理念を取り入れている。例えば、被災地の復興は目標の11番「住み続けられるまちづくりを」、猪苗代湖の水質保全は目標の6番「安全な水とトイレを世界中に」の理念につながる。なぜ今、政策にSDGsの理念を取り入れようとしたのか。そして、SDGsの精神を県民にどう広めていくのか村尾が迫る。さらに今回は燃料電池トラックも登場。原発事故の被災地・福島で、水素社会を目指す内堀知事の思いも聞く。
月に4回、JR福島駅近くでは中学生から90代までの幅広い世代が自分のペースで学ぶ「自主夜間中学」が開かれています。学ぶのは戦争や不登校など様々な事情で義務教育を受けることができなかった人たち。元教師や主婦などがボランティアで指導しています。 誰もが持っている「教育を受けられる権利」。運営に課題を抱えながらも、誰もが公平に学ぶことができる"教育の場"を実現しようと取り組む「福島駅前自主夜間中学」が描く未来ストーリーとは?
明治時代から灯油やガソリンなどの販売を続けてきた「佐藤燃料」は、2022年2月、郡山市内に水素ステーションをオープンしました。さらに福島県やトヨタ自動車、大手コンビニやスーパーと連携して、水素を使った燃料電池自動車による配送の実験もスタートさせています。 100年以上「石油」を生業としてきたなか、水素社会実現に向けて新たな一歩を踏み出した佐藤燃料。どんな未来ストーリーを描くのでしょうか。
レーシングタイプの電気自動車の開発で知られるタジマモーターコーポレーションは、2021年にいわき市内に研究施設を開所しました。そこで研究・開発しているのは「グリーンスローモビリティ」。レーシングカーではなく、時速20㎞未満で走る低速・低価格の電気自動車で、人口減少などにより公共交通の維持が難しくなっている過疎地域の生活の足を守ることが期待されています。 この研究には未来の子どもたちへの想いが込められていました。
県内外で地質調査や井戸の掘削などを手掛ける郡山市の新協地水は、2020年に社屋を「ZEB(ぜぶ)」にしました。「ZEB」は「ネットゼロエネルギービル」の略で、発電と省エネで電力を完全に自給自足する建物のこと。 ここでは、電力は太陽光で発電し、暖房・冷房の温度調節には地中熱を活用しています。 社屋への視察も受け入れ、技術を広める取り組みもしている新協地水。この取り組みにどんな未来ストーリーを描いているのでしょうか。
いわき市で週に一度だけオープンする食堂「いつだれkitchen」は、個人の経済状況に関わらず、いつでもだれでもお腹いっぱいに食事ができるようにと、代金は客側が決めた料金を置いて帰る仕組みになっています。店のスタッフはボランティア、食材はほとんどいただき物という思いやりで成り立つこの食堂。生きるために何より大切な「食」を通じてどんな未来ストーリーを描くのでしょうか。
設計・組み立て・溶接など高度な技術が必要とされる橋づくり。福島県でおよそ2,500本もの橋を架けるなど高い技術力を誇る矢田工業は、その技術をベトナムの交通インフラの整備に活かそうとしています。2015年に現地法人を作り、ベトナム人の教育に力を入れているそう。日本から技術者を送るのではなく現地の人たちで橋を架けることを目標にしているという矢田工業。そこには、ベトナムの経済発展と国民の幸せを願う強い思いがありました。