アナウンスルーム

アナウンサーブログ

徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Kawamata Town 2-3
(1月14・13日のブログの続きです。)
 去年の夏、古関裕而をモデルにしたドラマが放映された事から、古関裕而が社会人として過ごした川俣町と出身の福島市で、スタンプラリーが行われました。その際のスタンプを押せる場所の一つが、昔の川俣の「商社」的存在、「高橋家住宅」でした。
 
古関裕而が勤めた川俣銀行跡地。いまは東邦銀行川俣支店のある所。
古関裕而が勤めた川俣銀行跡地。いまは東邦銀行川俣支店のある所。
 その高橋家の人が明治時代にお伊勢参りに行った時の記録が書籍になっていて、自費出版の為スタンプラリーの際に高橋家住宅で買おうと思ったのですが、私の行った日に高橋家住宅は休館で手に入らず、念のため地元に1軒だけある書店をあたったところ、書店の方のお陰で手に入ったという経緯があったのです(詳しくは2020年7月6日のブログをご覧ください)。
 
こういう時は地元の書店頼みだ。ふじや書店、その節はお世話になりました。
こういう時は地元の書店頼みだ。ふじや書店、その節はお世話になりました。
「ごめん下さい。」
と書店に入ると、奥様が店番をしていました。取材の趣旨を話すと、
「徳光さん、前に一度来ませんでした?」
「覚えてます!?」
 そう、本を探してもらった際に、見つかったら私の携帯に電話を頂くという事で、名字と電話番号をお伝えしたのですが、その時に「もしかして」と思っていたそうです。

 話に花を咲かせていると、ご近所さんがお店へ。すると書店の奥様が、
「この方にバッグを作ってもらったんです。」
 
書店の奥様は、私の事を覚えていて下さった。
書店の奥様は、私の事を覚えていて下さった。
 店員がする前掛けを手作りでバッグにしたのが、ご近所さん。
「定年退職してから時間が出来て、その時に、日本酒で『国権』ってあるでしょ(南会津の有名な日本酒)、その前掛けを(書店の)奥さんが持っていて、それでバッグを作ったのがきっかけなの。」
 
近所の方が作ったバッグ。種鶏場の前掛けで作ったので、裏は…
近所の方が作ったバッグ。種鶏場の前掛けで作ったので、裏は…
 書店の奥様、早速それを持って、飯盛山(戊辰戦争の悲劇、白虎隊士が眠る所。会津若松市にある)に出かけたんだとか。すると、
「『これ、どうしたの?どこで手に入れたの?置いていきなよ。』って地元の売店の人に欲しがられる位、注目されましたよ。」
との事。このバッグを作ったご近所さんは器用な方だそうで、
「私の着ているこれ(エプロンチックな服)も作ってくれたんです。」


 
卵から生まれたひよこでした。バッグのデザインとしてもいかしている。
卵から生まれたひよこでした。バッグのデザインとしてもいかしている。
 今回、話に出た国権の前掛けを活用したバッグを見せてもらいました。確かに会津で日本酒の好きな方なら、このバッグの国権のマークに気が付かない筈がありません。
 
右が国権の前掛けで作ったバッグ。粋ですね~。
右が国権の前掛けで作ったバッグ。粋ですね~。
 ほかにも、「ハイボール」と入った前掛けを活用したバッグも。ポケットを付けたり、リボン風のワンポイントをあしらったり、センスも光ります。その才能をこれからも発揮していって下さいね。
 ところで、町でこの人に会ったら面白いんじゃない、っていう方いますか?すると、お二人の意見は
 
こちらは今どきのバッグっぽい。ポケットやワンポイントもお洒落。
こちらは今どきのバッグっぽい。ポケットやワンポイントもお洒落。
「活版所の奥さんが好いんじゃない?」
で一致。すると書店の奥様が
「徳光さんが探していた本を印刷したのが、この活版所なんですよ。この活版所から本を分けてもらって、徳光さんにお渡し出来たんですよ。」
 おお、何たる偶然、何たるご縁!
「この道沿いにありますから。」
 では、活版所に向かいます。

 
こちらは国権バッグの裏側。外にポケットを2つ作ってある。
こちらは国権バッグの裏側。外にポケットを2つ作ってある。
 その活版所の奥様に運よくお会いする事ができました。面白い方だと伺ったのでと、突然お邪魔した経緯を話すと、
 
こちらが、私の探していた本を印刷した会社。そこの奥様に会いに行く。
こちらが、私の探していた本を印刷した会社。そこの奥様に会いに行く。
「まぁ確かに商工会関連の会等で『出し物』をやる時に、結構任される事が多いんですよ。」
という事で、その『出し物』を見せて欲しいとお願いしました。
 暫くすると…
 
会社が休みだったが、快く取材に応じて頂いた。
会社が休みだったが、快く取材に応じて頂いた。
おお、何とウイッグをつけて登場!
 
出し物用に、わざわざ用意したウイッグ。
出し物用に、わざわざ用意したウイッグ。
「こちらは、川俣特産のシルクです。」
と言いながら、
 
赤いスカーフを広げる。種も仕掛けも無い。
赤いスカーフを広げる。種も仕掛けも無い。
手にシルクのスカーフを押し込んでいき…
「はいっ!」
 
手の中へ押し込むと…
手の中へ押し込むと…
手からシルクが無くなったではありませんか!
 
あら不思議。スカーフは何処へ…。
あら不思議。スカーフは何処へ…。
「続いて、シルクが2枚になります。
 
今度は2枚バージョン。
今度は2枚バージョン。
これを投げると…。」
 2枚のシルクが宙に舞い、空気をはらみながら落ちてきます。すると…
 
投げ上げた!
投げ上げた!
「はいっ!!」
 何と(写真では分かりづらいかも知れませんが)、2枚のシルクの角が結ばれ、繋がってしまいました。
 突然のお願いに、この対応!素晴らしい。いよっ、根っからのエンターテイナー!!
 そんな人を楽しませる事の好きな方の趣味は、
「絵手紙なんです。」
 マジックの次は、絵手紙を見せて頂きました。
(1月11日のブログにつづく)
あら、いつの間に結び目が!?
あら、いつの間に結び目が!?
全文を読む
コメントを投稿してよろしいですか?
利用規約

中テレ会員サービス(以下「本サービス」)は、株式会社福島中央テレビ(以下「当社」)が提供する、ホームページ、各種ネットサービスを対象とします。
ユーザーは本規約の内容をよくご確認頂いた上で、本サービスをご利用ください。
当社は、ユーザーが本サービスをご利用されることにより本規約の内容を承諾したものとみなし、以後ユーザーと当社との間にて本規約が適用されるものとします。

1.    本サービスのご利用にあたって
本サービスへの登録は無料で行えますが、ユーザーの端末機からのアクセス、メッセージなどの受信に必要な通信費はユーザー自身の負担となる他、一部コンテンツは有料でご利用いただくものになります。ユーザーが本サービスの利用に際して行った一切の行為、その結果および当該行為によって被った損害について、当社は何等の責任も負わないものとします。

2.    個人情報の取り扱いについて
ユーザー情報は、当社からのサービス提供または利用者のサービス向上を図るための資料(個人が特定されない統計資料)等、当社の正当な業務遂行上必要な範囲に限定して利用し、その範囲を超えた個人情報の取扱い(目的外利用)を行いません。ユーザー情報自体の取り扱いについては、別途当社が定める「個人情報保護基本方針」に従い、適切に扱います。

3.アカウントの管理について
ユーザーは、本サービスのログインパスワード等の会員アカウント情報について、自己の責任において管理及び保管するものとし、第三者に開示あるいは貸与、譲渡、売買等をしてはならないものとします。アカウントの管理不十分または第三者の使用等によりユーザーに損害が生じた場合、その責任は故意・過失の有無にかかわらずユーザーが負うものとし、当社は一切その責任を負いません。

4.登録の変更・退会について
ユーザーは、登録情報に変更が生じた場合や、退会を希望する場合、当社が指定する所定の方法によって登録情報を変更または退会の手続きを行うことができます。

5.未成年による利用について
未成年者のユーザーは、本サービスの利用の一切につき、親権者等の法定代理人の同意のもと利用しなければなりません。未成年者のユーザーが、法定代理人の同意がないにもかかわらず同意があると偽り、または年齢について成年と偽って本サービスを使用した場合、その他行為能力者であることを信じさせるための詐術を用いた場合、本サービスに関する一切の法律行為を取り消すことはできません。本規約の同意時に未成年であったユーザーが成年に達した後に本サービスを利用した場合、当社は、当該ユーザーが本サービスに関する一切の法律行為を追認したものとみなします。

6.知的財産権について
本サービスに関する一切の特許権、実用新案権、意匠権、著作権、商標権等の知的財産権(それらの権利を取得し、またはそれらの権利につき登録等を出願する権利を含みます。以下「知的財産権」)は全て当社または当該権利を有する第三者に帰属します。ユーザーは、本サービスを利用するにあたって、一切の権利を取得することはないものとし、当社は、ユーザーに対し、本サービスに関する知的財産権について、本サービスを本規約に従ってユーザーの端末機においてのみ使用できる譲渡不能の権利として許諾するものです。したがって、ユーザーは個人で楽しむ目的(著作権法第30条第1項の範囲での私的使用)でのみ本サービスを利用できます。また、ユーザーは本サービスについて当社から提供された状態でのみ利用するものとし、本サービスに関する情報の全部または一部を、当社の了解を得ずに、複製、改変、貸与、配布等により転用してはなりません。

7.ユーザーによる情報の提供やアップロードについて
ユーザーは、本サービスの利用にあたってアップロードする文章、画像、動画、音声、音楽その他の情報(以下総称して「ユーザーコンテンツ」)について、その行為における適法な権利を有していること、及びユーザーコンテンツが第三者の知的財産権、所有権その他の権利を侵害していないことについて、当社に対し表明し、保証するものとします。ユーザーコンテンツに関する著作権は、当該投稿等を行ったユーザー自身に留保されるものとし、事前に著作権譲渡について当社がユーザーから許諾または同意を得たものを除き、当社は当該ユーザーコンテンツに関する著作権を取得することはありません。ただし、当社は、本サービスの提供、維持、改善またはプロモーション等に必要な範囲において、ユーザーコンテンツを複製、翻案、自動公衆送信などを、無償、無期限かつ地域非限定で行うことができるものとします。ユーザーは、当社及び当社から権利を承継または許諾された物に対し、著作者人格権を行使しないものとします。

8.禁止行為について
ユーザーは、本規約の他の条項に定めるものの他、本サービスの利用にあたって、以下の行為またはそのおそれのある行為を行ってはならないものとします。
(1)他のユーザー、当社または第三者に不利益または損害を与える行為
(2)公序良俗に反する行為
(3)法令に違反する行為
(4)当社の書面による事前の承認を得ずに、本サービスに関連して営利を追求する行為
(5)当社による本サービスの運営を妨害する行為
(6)本サービスの信用を失墜、毀損させる行為
(7)当社の承認した以外の方法で本サービスを利用する行為
(8)本サービスを譲渡、貸与、公衆送信、使用許諾する行為
(9)本サービスを複製、翻案、編集、改変する行為
(10)コンピュータウイルス等を本サービスで利用し使用をしたり、第三者に提供したりする行為、あるいはそのおそれのある行為
(11)その他、当社が不適切と判断する行為 

9.免責事項について
当社は、本サービスに関する情報およびデータの正常性、信頼性、正確性を保証するものではありません。本サービスにかかる情報によりユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、その損害についていかなる責任も負いません。また、当社は、本サービスの利用に起因するソフトウェア、ハードウェア上の事故、ユーザー間またはユーザーと第三者の間において生じたトラブル、その他の事故等による全ての損害についても、いかなる責任も負いません。

10.損害賠償について
本規約に違反して権利侵害等の問題が発生した場合、ユーザーは、自己の負担と責任においてかかる問題を解決するとともに、当社に何等の迷惑または損害を与えないものとし、仮に当社に損害を与えたときは、当社に対して当該損害の全てを賠償していただきます。

11.当社による本サービスの提供中止について
当社は、ユーザーが本規約に違反した場合、当該ユーザーに対してあらかじめ通知することなく、本サービスの全部または一部の内容の提供を中止することができるものとします。当該中止についてユーザーに損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

12.本サービスの変更・一時中断・廃止について
当社は、本サービスの内容を必要に応じて変更することがあります。また、メンテナンスや内容更新のため本サービスの提供を一時中断、あるいは本サービスの廃止を行う場合があります。当該変更または一時中断、廃止によってユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

13.本規約の改訂
当社は、随時本規約を改訂できるものとします。当社は本規約を改訂した場合、その都度、改定後の本規約を掲示することによってユーザーに告知するものとし、改定後の本規約は当該掲示の時点で効力を生じるものとします。

14.準拠法、協議、管轄
本規約の解釈および運用は日本法に準拠します。 本サービスに関連してユーザー、当社ないし第三者との間で疑義、問題が生じた場合、その都度誠意をもって協議し、解決を図るものとします。 協議によっても疑義、問題が解決しない場合、これらに関する紛争は当社の本社所在地を管轄する地方裁判所または簡易裁判所を第1審の専属的合意管轄裁判所とします。
 
附則
本規約は2022年9月30日から実施します。