3年ぶりに帰ってきた！待ってました！
９月１日・２日、ＪＲ新橋西口ＳＬ広場で「ふくしまの酒まつり～ありがとうを伝えたい～」が開催されました。
全国の酒蔵が自慢の日本酒を出品し、味や品質を審査する全国新酒鑑評会で、9回連続で金賞受賞数の日本一となっている福島県。
その福島県内の52蔵から102銘柄が、サラリーマンの聖地へ大集合です。

SAKE DIPLOMA(日本酒ソムリエ)の資格を持つ福島中央テレビ東京支社スタッフが、現地レポートをお届けします。

今年は感染対策として、会場内の人数制限や時間制限などが設定されており、テーブルにも印が付けられソーシャルディスタンスがしっかり保たれていました。
大盛況だった前回2019年の混雑を考えると、先の見えないコロナ禍の続くこの時期に開催するために、関係者の方々が費やした努力を思うと…気持ちが昂ります。
それなのに…9月1日は、あいにくの天気。土砂降りで雷もゴロゴロピカピカと…。中止の可能性がちらつき不安に思うのも束の間、会場内には傘をさして飲む猛者たちの姿が！

雨の中、笑顔で対応してくれるスタッフさん達・・・本当にご苦労様です。

我々も雨にも負けず、しっかり楽しませていただきます。

2000円で購入したプレミアム晩酌セットには、特製ふくしまの肴ＢＯＸとお薦めふくしまの酒２杯（この時は豊國酒造の一歩己でした）そして大事なふくしまの水が。日本酒を楽しむ時には、必ずお水も一緒に飲みましょう。

ＢＯＸの中身はいか人参をはじめ、福島を代表するの酒の肴が詰められていて、どれもこれも美味しい！雨が入らないように傘を広げつつ、肴をつまんでグイっとやって、マスクして、くぅ～～・・・旨いなあ…を繰り返します。

ふくしまの酒まつり初参戦のＳ社員は、ずらりと並ぶ酒蔵ブースをウロウロ、高いお酒をもらってきました～！！！と興奮気味。なかなかお目にかかれない純米大吟醸酒でも引換券1枚で1杯でした。

私のお代わりの３杯は、矢澤酒造店の白孔雀、松崎酒造の廣戸川純米秋あがり、末廣の山廃純米吟醸。

白孔雀は国際的日本酒コンテストで純米大吟醸部門で最高賞を受賞しており、ずっと飲んでみたいと思っていたお酒！これもチケット1枚。やや甘口で飲み口が良く上品で芳醇。美しいお酒…白孔雀という名前がぴったりです。

「秋あがり」「ひやおろし」というお酒を目にし始めると、夏も終わりか…と思います。冬に仕込んだお酒が夏の間ひと眠りして、グッと旨味が乗っています。秋のお酒は旨い！廣戸川は好きでよくいただきますが、食べながら飲む方にもお勧め。飽きずにずっと飲み続けられるお酒です。

末廣といえば山廃、山廃といえば末廣。酸味と甘みのバランスがとてもよく、深みが増します。今回は冷酒でいただきましたが違う温度で味わいの変化を楽しみたい！（要するにもっと飲みたい）

50分という制限時間が設けられているため、あっという間にこれで終了。
雨じゃなかったら…と少し後悔が残る１日目となりました。

ということで…

2日目も参戦！
ギリギリまで雨が降ったり止んだりでしたが、夕方には雨はあがり涼しくて絶好の酒日和となりました。ステージではシンガーソングライター中沢ノブヨシさんによるライブがあり、声が出せない中、皆さん手拍子したりステップ踏んだり、大盛況です。

私も久しぶりにお会いする蔵元さんとお話ししたり、初めましてのご挨拶をしたり、また福島のご縁が繋がり楽しい時間となりました。

半年前、東京支社に異動してきたＳ社員とＯ社員の二人ですが、そういえば、毎日一緒に仕事をしているのに向かいあって話すのは初めてでした。マスクを取った顔をじっくりみるのも初めて、リアルでお酒を一緒に飲むのも初めて、歓迎会も出来ていませんでした。

二人の色んな表情を知ることが出来て、感染対策で距離をとりつつも、気持ちの上でグッと距離が縮まったような気がします。お酒を酌み交わすって、本当に素敵なことですね。

福島の仲間と、福島の酒を交わし、福島について語らい、福島を想う。
今回飲んだ福島のお酒は格別でした。福島のためにまたみんなで頑張ろう！

この溢れるやる気・・・まさにこのふくしま酒まつりが福島の復興支援に繋がっているという証。蔵元のみなさん、関係者の皆さん、今年は大変な状況で開催してくださり、ありがとうございました。また来年、楽しみにしています！

そして、もし東京で福島ロスになっている方がいたら、９月はチャンスです。「まるごとふくしまウィーク」題し、都内のあちこちでイベントが開催されています。福島出身の方にも、そうでない方にも、たくさんの方に福島のすばらしさを感じて頂きたいと思います。

Chu!PRESS編集部　東那津子